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グループウェアこぼれ話

グループウェアはとても便利なツールです。ちょっと前までは紙媒体だったドキュメントを同時に複数の人が見られるようになっただけでも十分な恩恵といえるでしょう。
それに加えて各人のスケジュール管理や勤怠管理、メール配信、ワークフロー管理までできるようになりました。
打ち合わせのために会議室に集まる頻度が減り、その分各人が自分の仕事に打ち込めるようになりました。しかしこうした細かい機能からは、グループウェアの真の目的が見えてこないような気がします。
グループウェアを導入したからといってすぐに業務が効率化するわけではありません。
グループウェアが助けてくれるのは「意思決定までのプロセス」です。意思を決定するためにはまず「目的」がなくてはなりません。
つまり社内で一貫した目的意識を持つことが、グループウェアをうまく使いこなし、グループウェアの持っている力を引き出すために必要ではないかと思います。

ちょっと話は逸れますが、最近は各国の軍隊でも「C4I」と呼ばれる意思決定支援システムを導入するところが増えています。これは各部隊、各兵士から得られた情報を一括管理し、敵の脅威度を評価し、どのように作戦目標を達成するかを支援してくれるシステムです。
もちろんこうしたシステムを使う側が、「誰と戦い」「何を持って勝利とするか」をはっきり認識していなければ無用の長物となるでしょう。
グループウェアの話に戻りますが、「ビジネスの相手は誰なのか」「何を持ってプロジェクト成功とするか」は、グループウェアが勝手に決めてくれることではなく、所詮人間が決めることです。
こうしたソフトパワーをうまくグループウェアと連携することが、真の「業務の効率化」なのではないでしょうか。